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価格: 2100円
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長唄を知らなくても、聴いているうちに馴染んでくる。戦後の長唄を象徴する七代目伊十郎の美声でよく通る声ならではのことだが、初めて聴いても、徐々に意味も呑み込める。その何とも言いようのない間のよさを、説明されてもピンとこない間をこういうことかと体感できる。長唄をこれだけ独りでうたっている例はあまりないだけに、貴重な音源の集成である。三十三回忌とあっての企画だ。なかでも第一集の「京鹿子娘道成寺」は、伊十郎節と言われて人気を得たものというだけに、38分余りの時間を忘れ、聴き惚れてしまう。さらに三味線や笛、鼓などの演者には、そのほとんどが、すでに先代の……と言われる人ばかりの名人、上手が揃っていて、何とも贅沢な音源となっている。能に題材をとったものが多く、第八集の「鶴亀」などのように“へえーっ”と感嘆するものばかり。★ |

